2017.02.22

「インフルエンザ」と「ありがとう」

夫→ミギ(双子弟)→ヒダリ(双子兄)の順に
インフルエンザ発症。

子どもと私は毎年ワクチンを打っているのに、
3年連続どちらかの子どもが感染している。
健康管理が悪いのかしらと少し情けなくなるが、
ワクチンのおかげで症状が軽いのでヨシとする。

軽いのはありがたいが、
元気なのに学校にも行けず
外出もできないので、
「かあさん 何すればいい~?」
「テレビ見てもいい?」
「お昼ごはん何~?」
「え〜、そのメニューはヤダ~」
と、いろいろウルサイ。

今回はミギとヒダリの発症期間が重なり、
4日間も二人一緒に学校を休んだため、
あまり暇を感をじずに過ごせてしまったが、
それでもエネルギーが有り余っていたのだろう。
最後の日は兄弟喧嘩ばかりしていたので、
私は早く学校に行ってくれ~と思っていた。

そんなんで、
子どもはウルサイし、
夫は病み上がりで戦力外だしで
私は少しイライラがたまっていた。

夜、私が夕飯後に洗い物をしていると、
「これどこに片付けたらいい?」と
ミギが食卓に残っていた粉チーズの容器を持ってきた。
普段は自分の食器しか下げないことが多いので
不穏な空気を察したのだろう。‬

‪「冷蔵庫の引き出しに入れといて」
と伝えると、
ミギは冷蔵庫を開けながら
「あ~あ~。ありがとうとか、
どうも〜、も言ってくれないのか〜」と言う。
私が内心少し慌てて、でも本心で、
「入れ終わったら言おうと思ってたんだよ。
ありがとう」と言うと、
「はーい」と応えて去っていった。

いいな〜。
素直にありがとうをリクエストできるの
いいな〜。
そしてリクエストしてくれて、ありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.12.01

きえちゃうんでしょ

夜が明ける前のまだ暗い朝5時頃。
「かあさん」と静かに起こされた。

ミギが泣いていた。

「どうしたの? こわい夢見たの?」

夫やヒダリに知られたくないのだろう。
とても小さい声で
「かあさんがおばあちゃんになったら、
 いつかはしんで、きえちゃうんでしょ」

「そうだねー。でもそれは、
ずっとずっとずっと先のことだよ。
それまでは、ミギのそばにずーっといるよ」

ミギはうんうんとうなずきながら、
私の腕で涙をぬぐいながら泣き続ける。
静かに、でもしゃくりあげるように。
“それはわかってるんだけど、
それはわかってるんだけど”
そんな気持ちが伝わってくる。

「かんがえると、こわくなっちゃうよね。
いやだよね」

「もしきえちゃっても、
ミギのことをずーっと見てるよ」

なぐさめにはならないよなと感じながらも
ギュッとしながら声をかける。

息が苦しそうなほどに泣き続けるので
水を飲ませたら、
ようやく少し落ちついて、
ミギも私も、もう一度眠った。

起きる時間になって
いつも通り「おはよー」と
起きてきたミギは、
泣いていたそぶりもみせない。
もしかしたら夢だと思ってる?
記憶がぼんやりしてる?
それとも、ヒダリや夫がいるから?

ミギの耳元で「夜のこと覚えてる?」と
小さな声で聞くと
しっかり「うん」と答えた。

「なになに? なんのはなし?」
その様子を見ていたヒダリが聞いてきた。

私はヒダリの耳元で
「ヒダリくん 大好き」と言った。

「えー? ミギくんにも、
だいすきっていったの?」とヒダリ。

「そうだよ。ねー、ミギ」
「うん」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.08.30

あつくて ねむれない

涼しかったり、蒸し暑かったりのこの頃。

真夜中、「かあさん あつくてねむれない」
というミギの声に起こされた。
うとうとしながらも起きてみると、確かに少し蒸し暑かった。
布団に入ったときは涼しかったが、
雨が降ってきたからか、部屋の湿度が上がっている様子。

「扇風機つけていいから、近くに行って寝なさい」
少しすると
「まだ あつい! あつくてあつくて ねむれない」とミギ。

見ると、扇風機はついているものの、
風があまり当たらないところに寝ている。

「どうしてそこで寝てるの。 もっとあっちに行って寝なさい」
「なんか ぬれてるとこがあったの」
「自分の汗かよだれが少しついてるだけじゃないの。
涼しいところで寝なさい」
布団をササッとなでてみたが、それらしいところは見当たらず、
“おねしょ”じゃないことを確認した私はそう答えた。

と、すぐにまた
「せんぷうきつけても あつくて ねむれない!」とミギ。
「そんなに暑くないよ。扇風機に当たれば大丈夫でしょ」
「ねむれない!」

深い眠りのところで起こされた私は、早く眠らせてほしくて、
まあ、ぞんざいな対応をしていた。

「じゃあ、お水でも飲む?」
「のむ。のんで、おトイレにいく」
「じゃあ行くよ。早くおいで」

水を飲ませてトイレに行くとき、“はっ”とした。
ミギの体が熱い。

「熱があるね。熱があったんだね。
ごめんね気がつかなくて、だから暑かったんだね。
ごめんね、ごめんね」

私が謝ると、ミギがうなずきながら泣き出した。
きっと、暑がっていることがまちがってなかったこと、
やっとわかってもらえて安心したのだと思う。

あー、ダメじゃん私。
ミギが起きてきたときに熱に気がつかなかった。
子どもが小さい頃は、もっと敏感だったと思うのに。
ましてやあの子はあんなに「あつい」って言ってたのに。

涙はすぐに止まり、
そこからは“ぼくは病気で特別”という意識になったため、
真夜中にもかかわらず“テレビをみたい”と言い、
録画してある『ひつじのショーン』を一話だけ見てから
アイスノン枕をして眠った。

翌朝、起きたときにはまだ熱があったが、
朝食を食べ終わる頃には、もう平熱に下がった。

「きのう かあさん、ぼくに すごく あやまったんだよね~」
朝食を食べているとき、楽しそうにミギが言った。

「ミギが“あつい”って起きてきたんだけど、
 母さん、はじめは熱があることに気がつかなくて、
 だからごめんねってあやまったんだよね」
私は、ミギに応えつつヒダリに説明するように話した。

たいしたことがなくてよかった。

ミギにとっても私にとっても、
印象に残る夏の終わりの夜の出来事。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.05.31

どうする?

「空からイチゴが降ってきたらどうする?」
「地球より大きい隕石が落ちてきたらどうする?」
「おならでミギくんが飛んでいったらどうする?」

最近よく、この「どうする?」の問いかけを
子どもたちからされるのだが、
返答の仕方が分からなくて困る。

もちろん子どもたちは真面目に聞いているわけではない。
“この質問面白いでしょ。かあさんはこの面白さが分かる?”
と、まるで私が試されているような雰囲気が漂っている。

普通に応えると興ざめな空気になるし、
ちょっとオモシロおかしく応えても「へー」みたいな反応なのだ。

まだ試してはいないけれど、
わざとらしく大げさに笑って「そんなことあるわけないじゃーん」
とでも言えばいいのだろうか。
それとも「じゃあ、イチゴがおならをしたらどうする?」とか
ナンセンスにはナンセンスで返せばいいのだろうか?

幼稚園で同じクラスのママ友に
この「どうする?」の話をしたら、
「そうそう! あの“どうする?”はなんなの!って思ってたー。
どこのうちでもやってるんだねー」とのこと。

この年頃特有の遊びなのか、
たまたま子どもたちの幼稚園ではやっているのか。

“とても困っている”というほどでもないのだけれど、
「どうする?」が始まると少しイラッとするのよね~。
せっかくだから、この遊びの楽しいのっかり方、もしくは、
お互いに気持ちよく早く終了する対処の仕方を
知りたいのだけれど。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.05.11

母の日のプレゼント

幼稚園から持ち帰った母の日プレゼント用の工作。

牛乳パックで作った小物入れの上に
かあさんの似顔絵が描いてあり、その裏に
子どもからのメッセージを先生が代書してくれているのだが、

ミギのは
「いつも おべんとう ありがとう」。
無難な回答(笑)。
カッコ悪いことを嫌う傾向があるので、照れもあるんだろうな。

ヒダリのは
「かあさんの あしの ぷにぷにしているところが だいすき」。
すごいわ~。
こういうことを素直に先生に伝えられるところが
ヒダリの良さでもある。

家に持ち帰ってから初めてお互いの作品を見た二人。
ミギが、「ぷにぷにだって~」とヒダリをからかうと
「ミギくんだって かあさんの あし すきでしょ!」と
反論するヒダリ。

そうだよね~。
いつも二人して足にしがみついたり、
すりすりしてくるもんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.04.07

自転車を走らせながら

春休み。

子どもたちを乗せて自転車で走っているとき、
意外と日差しが強かったので、
「あー、私も帽子を持ってくればよかった」とつぶやいた。

「なに?かあさん なんていったの? もっかい いって」
と後ろに座っていたヒダリが言った。

たいした内容でもないし、
自転車で走らせながら後ろの子どもに伝えるには
自分も少し後ろを向いて大きめの声で話さないといけない。
さらにそうすると、ミギも
「なに? なに? なんていったの?」となるので、

「ひとりごと~!」と大きな声で答えた。

するとヒダリ
 「えー、さんにんごと にしてよ~」

うわー、いい言葉だよ「さんにんごと」。
そこにはちゃんとミギも入ってるんだね。

そう言われるとなんだか、
面倒がって伝えなかったことをごめんねと思う。
内容じゃなくて、ただ聞きたいだけなんだよね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.16

かあさんの つめたいのが すき

子どもは体温が高いからなのか、
「このつめたいのがきもちいいんだよねー」と
私のジーンズの裾やセーターの袖をまくっては、
ふくらはぎや腕に触ってくる。

眠る時は、私のパジャマのズボンの裾をまくって
ふくらはぎにスリスリしながら寝たりもする。
“かあさんのイメージ”って、
通常、温かいものだと思うのだけれど、
意外と冬でも「かあさんの つめたいのが すき」とくっついてくる
息子たちなのだ。
もちろんそれとは別に「だっこしてー」とも言われるし、
抱きつきながら寝たりもするのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.02

お風呂のおもちゃ

いつもはお風呂から出るとき、
子どもたちは遊んだおもちゃを湯船から出して、
水をきって適当に置くだけなのだが、
今日は珍しく、私が言ったわけでもないのに、
きれいに並べていた。

「すごいね! きれいで気持ちいい〜」と私が言うと、

ヒダリは「ド、レ、ミ、ファ、みたいに並べようと思ったんだ」
ミギは「こころも きれいなかんじになるね」と言う。

うわ〜。なんか今キラキラをもらった!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.01.17

しんぞうが どん

幼稚園のお楽しみ会で、
高校生の和太鼓演奏を聴いた子どもたち。

「たいこを どん ってたたくと しんぞうが どんっとするよね」


しゃっくりが出た日。

「しゃっくりをとめようとすると しんぞうが どんってなるよね」


太鼓は響きが胸にどんっと来るし、
しゃっくりは飲み込むと、胸がウグッってなるもんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.01.16

てんごくとじごく

かあさん てんごくって なんで うえ にあるの?

くものうえ? うちゅう?

あっ!わかった。 ちがうせかいだ!


ミギは質問して自分で答えっぽいものを出して
勝手に納得したらしいので
私は「母さんも どこにあるかは 知らないんだ。
でも ミギくんの言うとおり違う世界なのかもね~」と答えた。

最近ミギはたまに天国と地獄の質問をしてくる。
友だちが地獄の様子を教えてくれるらしく、
地獄は下にあって、天国は上にあるらしいこと、
そもそもどこにあるのか、
どんなところなのか、
いつそこに行くのか、などが気になるらしい。

ヒダリはもっぱら
「ヒダリくんは じごくに いかない?」と
自分の安否を確認してくる。

「ヒダリくんは 大丈夫だよ」

「でも ヒダリくん いいこじゃないこともあるし」

「ずっと悪いことばっかりして大人になっても悪いことを
 してたら地獄にいくかもしれないけど、ヒダリくんは大丈夫」

「あーよかった」

反応はそれぞれ違うけれど、
子どもたちにとって天国と地獄は
信じる信じないというよりも、“ある”ものなんだろうな。
おばけも、サンタも。見えないけれど、あるもの。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧