2014.11.28

『夢二からちひろへ -子どもの本の先駆者たち-』

うれしい!

今回もブロガー特別内覧週間に
応募&当選することができ、
“ちひろ美術館・東京”へ。

そういえば、ご存じだろうか。
ちひろ美術館・東京は、絵本の美術館でもある。
世界の絵本画家の作品展や
さまざまな企画展が開催されており、
いわさきちひろの絵だけを
展示している美術館ではないのです。
(私も最初は、ちひろさんの絵だけを
展示している美術館だと思っていた…)

ということで、今回の企画展は、

『夢二からちひろへ -子どもの本の先駆者たち-』

大正モダニズムの時代に子どもの本の世界で活躍した
竹久夢二、岡本帰一、武井武雄ら童画家7名と、
終戦後に活躍した茂田井武、
そして、いわさきちひろの原画展。

Photo_2
竹久夢二 花の園「子供之友」より
1915年 ※婦人之友社蔵(後期に出展)

Photo_3
岡本帰一 サンリンシャ「コドモノクニ」より
1926年 ※ちひろ美術館蔵

Photo_4
清水良雄 お馬の飾り「赤い鳥」より
1918年 ※ちひろ美術館蔵

Photo_5
深沢省三 鳩「赤い鳥」より
1935年 ※ちひろ美術館蔵


私は“童画”のことをほとんど知らなかったのだけれど、
大胆で実験的でユーモアもあり、
どの分野でもそうだと思うのだけれど、
文化が花開くときの熱量というのだろうか、
なんでもやってみるぞ!という
時代のパワーを感じる作品の数々が、
とても面白かった。

浮世絵や大和絵の影響、アールヌーボー調、
切り絵風、漫画やイラストを想起させるもの、
デザイン的構図の面白さ、などなど。

中でも、おお!と驚いたのが、
『コドモノクニ 名作選』とその原画。
『コドモノクニ』は多くの童画家が作品を寄せている
1922年(大正11年)から1944年(昭和19年)まで
刊行された子どものための雑誌で、
童画ファンならだれでも知っている本だと思うのだけれど、
私は見るのが初めてで、
その文と絵のバラエティの豊富さと面白さに
釘づけになってしまった。
オフセット5色印刷ってところも熱いなあ。

余談ですが、
小さいころからうちにあった絵本
『おそばのくきはなぜあかい』が
童画家として有名な初山滋さんの本だと
いうことを初めて知った。
なんか不思議な絵だなあと思ってたんだよね。

さて、本企画展のタイトル『夢二からちひろへ』。
来館するまでは
竹久夢二さんは美人画で有名なため
そのイメージが強すぎて、
子どものための絵と結びつかなかったのだけれど、
夢二が、子どもがクレヨン画に親しむための
ぬり絵つき(!)のテキストを作っていたり、
装丁や千代紙などグラフィックデザイナーの
先駆者であったことを知って、とても新鮮だった。

今回の企画展は、サブタイトルの
 ― 子どもの本の先駆者たち ― 
が、見どころなんだと思う。
そして、デザインやイラストに興味がある人や
勉強をしている人は、とても楽しめる
企画展なのではないかなと思った。

最後に、
そんな先駆者たちの絵を見て育った
いわさきちひろの原画の展示では、
絵本の文章が添えられているのが、
とてもよかった。
(どの展示でも、そうされているのかも
しれないけれど)

文を読むと読まないでは、
絵に対する興味が全然違ってくる。
文を読むと
絵がイキイキして見えてきて、
お話しの続きが読みたくなるし、
他の絵も見たくなる。
ちひろさんに親しんでいる人は
絵本から原画を楽しむ人が
多いのかもしれないけれど、
私は、原画から絵本を楽しむ経験が
とても楽しかった。

展示を見た後は、ミュージアムショップで
茂田井武さんと竹久夢二の一筆箋を購入
(一筆箋って、見ると買いたくなるのよね…)。
ショップでは、
ちひろさんの絵本やグッズはもちろんのこと、
企画展に関する絵本やグッズもあって、
それらを見たり買ったりするのも楽しい。

図書室で絵本を読んだり、
ベンチやカフェでひと息ついてから
(カフェのメニューがけっこう充実している)
また展示を見に行ったり。
広くはないと思うのに今回も長居をしてしまい、
“まもなく閉館です”のアナウンスにびっくり。

そんな、のんびりできる美術館です。

ちひろ美術館・東京
『夢二からちひろへ ― 子どもの本の先駆者たち―』
2015年1月31日(土)まで
(※前期12月21日、後期12月23日~1月31日で
一部作品の入れ替えあり)

※画像はちひろ美術館・東京に申請して
お借りしました。

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2014.08.21

~はじめてみる、ちひろの世界。~「いわさきちひろ×佐藤卓=展」2

別の日に美術館を訪れ、
ギャラリートークに参加したり、美術館の方とお話しする
機会をいただいたので、追加レポートを。

今回の展示で、私が一番来てよかった!と思った
ちひろさんの線画について、こんなお話をうかがった。

線画の展示に関しては初公開のものも多く、
未完の作品など、発表する予定のなかった作品も
含まれている。
そのため、美術館としては、
これが“展示として成立するのか”という疑問や、
“ちひろさんがご存命だったら、これらの作品をみなさんに
見せることを、きっと嫌がられるだろう”という思いも
あったそうだ。
でも、佐藤さんの
“ちひろさんの線をみんなに見てもらいたい”という思いと、
“ちひろさんの線なら大丈夫”という力強い声に背中を押され、
今回の展示に踏み切ったとのこと。

今年2014年は、ちひろさんの没後40年にあたる年。
今回の展示は、
佐藤卓さんとちひろさんの実験室であると同時に、
美術館としても大きな実験だったそうなのだ。
私が、あの線画の展示が一番素晴らしかったということを
伝えると、スタッフの方がとても喜んでいらっしゃったのが
印象的だった。

 *

この日は休日の午後ということもあって
小さな子ども連れの方も多く、撮影が許可されている
“ちひろ × 佐藤 卓 の実験室”の展示は、
佐藤さんが、ちひろさんと子どもたちをつなげるために
作ったことが、より感じられる空間になっていた。

他の展示室は窓もなく照度を落とした部屋になっているが、
ここは天井が高く、自然光の入る開放感のある展示室。
「デザイン あ の人が作ったんだよー」と
お母さんが子どもに説明したり、
“あ”の文字とちひろさんの絵のコラボレーション作品の前で
写真を撮る家族連れや、
小さな手でカメラを支え、
「ママ! しゃしん とりたい!」と自分が気に入った作品を、
背伸びをしながら撮影する姿があったり。

この部屋でちひろさんの線のタペストリーを見ながら、
ちひろさんの線とコラボレーションできるワークショップ
ができたら、もっと楽しいだろうなと想像した。
(ちひろさんのスケッチの線の一部を印刷した紙を使って
 自由に絵を描くことができる。現在は、図書室で実施中)
Tapesutori2


図書室と言えば。
見落としそうな場所だけれど、
図書室の壁にもちひろさんの絵が展示されていた。
ここの作品は他のものとは違い、
自然光の入る明るい部屋で絵を見ることができる。

本来、水彩画は紫外線で退色しやすいため、
ちひろさんの作品は照度を落とした部屋で展示されている。
しかしちひろさんは、大きな窓から明るい自然光が入る
アトリエで絵を描いていたことから、
同じように明るい部屋で、絵の色彩を感じてほしいと、
耐候性のあるピエゾグラフというデジタル技術を用いた
複製画が展示されている。
“絵本は読まなくていいかな”という方も、
興味のある方はぜひ。


最後に椅子を二つご紹介。

ちひろさんの線画が展示されている部屋には
素敵なソファが置かれている。
驚いたのは、このソファはちひろさんが愛用していたもので、
展示のひとつであると同時に、
そこに座って作品を見たり、ちひろさんの絵本を見ることが
できるようになっていること。
“ちひろさんの家に遊びに来たような雰囲気を大切にしたい”
との思いが、このソファには込められているそう。
Sofa


こちらは2階の廊下に置かれたベンチ。
この落花生のような形は、子どもと大人が一緒に座るのに
ちょうどいい形だなと思っていたら、
建築家の中村好文さんの“ララバイ”という作品で、
親子、恋人同士、夫婦など、
二人がやさしく寄り添えるようにデザインされたベンチとのこと。
フォルムの美しさや柔らかさ、また、それがさりげなく
置かれている様子が、ちひろ美術館にピッタリだなと思った。
Oyakoisu

うちの5歳の息子たちは、
男の子の双子ということもあってか、
こういうところに来るとワーッと走りたがるし、
あきれるほど二人でふざけてばかりなので、
まだ、ちひろ美術館に子連れでゆっくり来たことは
ないのだけれど、
いつか息子たちひとりずつと二人きりで来て、
ここに座ってゆっくりおしゃべりできたらいいなと
想像(妄想?)した。

まあでも、息子たちと私の3人で来て、
展示は子どもたちの興味にまかせて見て、
最後に図書室の絵本をたくさん読ませられる、っていうのも
いいのだけれど。

ということで、ちひろ美術館レポートはひとまず終了。

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~はじめてみる、ちひろの世界。~「いわさきちひろ×佐藤卓=展」

Top_tirasi_2


久しぶりに「ちひろ美術館・東京」へ。

“はじめて”というテーマと、佐藤卓さんプロデュース、
しかも“特に子どもたちに届くように”という内容に惹かれて、
観たい!と思った企画展。
(佐藤さんは、「ロッテキシリトールガム」「S&B スパイス&
ハーブシリーズ」などの商品パッケージや、
Eテレ『デザインあ』の総合指導などをしている
グラフィックデザイナー)

新鮮でとても見応えがあった。
特に、ちひろさんの線画を集めた展示室がすばらしくて
これを見られただけで来てよかった!と思った。
(線画は、ちひろさんのイメージからは意外な感じだけれど、
それがよかった!)

ちなみに私はちひろさんの絵が大好きというほどではない。
後ろ姿の子どもの絵など好きなものもあるのだけれど、
どこか寂しげに感じる子どもの表情が、
なんとなくしっくりこない部分があり、
また、勝手なイメージだけれど、
ちひろさんの絵は、大人が遠い日の自分の子ども時代や、
我が子の幼い頃の様子を懐かしんで見るような印象があって、
私はまだいいかなあと思っていた。
ちひろ美術館に来るのも企画展目的のことが多く、
ちひろさんの絵だけをじっくり観たことはなかったと思う。

でも今回の企画展でそのイメージが変わったし、
イメージが変化していく体験が楽しかった!

ということで、さきほど書いた“線画の展示”。
これは「佐藤卓が選んだ、ちひろの絵」というコーナーの
ひとつで、墨、インク、鉛筆などの線だけで描かれた
小さなスケッチが多い。
でも、例えばヒメジョンの花のふわっとした様子や、
ススキの穂のやわらかな感じ、
ブランコと子どもたちの様子など、
絵を見ていると、光や風、子どもたちの声が
伝わってくるような気持ちになったり、
“杭にかけられた包み”というなにげない絵や、
“鉄条網”の線画には、ハッとさせられるものを感じた。
緻密な絵というのとは少し違う。
対象をしっかり見て、
どのような線で描くとそのものが現れてくるかを
研究している様子。線の豊かさ。
ちひろさんは書家を目指していたこともあるとのこと。
絵画とは違う“線”に対する意識やアプローチがあったの
かもしれないと想像したりもした。

これらの線画は、
普段展示されることがない作品も多いとのこと。
“デザインは美しさやかっこよさではなく、その本質を見極め、
その魅力を人に伝えること”と考えている佐藤さんが、
ちひろさんの線を“おもしろい”と感じて、
そこに光を当てたところがまた、興味深かった。

さらに佐藤さんは、この線画をパターン化して、
「ちひろ×佐藤卓の実験室」のコーナーで
タペストリーとして展示しているのだが、これも素敵だった!
モダンなテキスタイルデザインのようで
それだけ「線」に深みや味わいがあるのかなと思ったり、
“パターン化する”という佐藤さんの視点とアイデアに
「ほー」と思ったり。

また、このちひろさんの線をモチーフに、
来館者(大人も子どもも)に絵を描いてもらう“実験”も面白くて、
(『デザインあ』の中で、“あ”をモチーフに絵を描くのと同じ)
展示してある作品たちを見ながら、
こういう発想は子どもにはかなわないなあと楽しませてもらった。

企画展はこの他にも
佐藤さんのデザインの仕事の一部を紹介した展示
「佐藤卓のデザインの採集」
(デザインに至る考え方も展示されていて、
それが面白い)
Spice
(エスビー食品 スパイス&ハーブ シリーズ 2006年)


線画とは別に、子どもの絵を中心に佐藤さんが選んだ展示
「佐藤卓が選んだ、ちひろの絵」
Photo
(いわさきちひろ ランドセルをしょって並んで歩く一年生 
1966年)


佐藤さんがちひろさんの絵からインスパイアされたものを、
複製画と一緒に標本箱におさめた作品の展示
「ちひろ×佐藤卓の実験室」
Photo_3
(佐藤卓 “机に向かう少年×ロッテ キシリトールガム”)

タペストリーはこの「実験室」に展示されている。
充実した展示内容で、いい時間だったなあ。
Tapestory


この美術館は、いわさきちひろさんの自宅兼アトリエ跡に
造られていて(アトリエは今でも見ることができる)、
お庭の緑や大きな窓からの自然光も心地よく、
美術館までの道のりは
「こんなところに美術館が?」と思うのだけれど、
入ってみるととても心地よいのだ。
あらためて、もっと頻繁にここを訪れようと思った。
Nakaniwa_2

Nakaniwa2_2

それともうひとつ。
ちひろさんの言葉の中に、
育児や家事、仕事にがんばっている友だちに
教えてあげたいなと思うものがあった。
Kotoba

「独身だったら気楽で、絵もバンバン描けるだろうと
考えられるけど、とんでもないですよ。
夫がいて子どもがいて、私と主人の両方の母がいて、
ごちゃごちゃのなかで私が胃の具合が悪くなって仕事を
していても、人間の感覚のバランスがとれているんです。
そのなかで絵が生まれる。
大事な人間関係を切っていくなかでは、
特に子どもの絵は描けないんじゃないかと思います。
「教育評論」(日本教職員組合)1972年11月号より」
ちひろ美術館のHPにも掲載されています)

最後に、今回の展示は、ちひろ美術館が主催する
ブロガー特別内覧週間というのに応募して運良く当選、
招待していただきました。
おかげで行きたかった企画展に行きそびれることなく、
滞ってばかりのブログも更新することができて、
とてもいい機会をいただきました。
また、写真撮影や画像をお借りすることについても
配慮していただき、本当にありがとうございました。

別の日にギャラリートークにも参加させていただいたので、
少し追加レポートを書かせていただきました。
ご興味のあるかたはどうぞ。
(ここに書くと長くなり過ぎるので…)

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2013.09.07

『給水塔と赤い屋根展〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』展

阿佐ヶ谷コンテクストで行われている
『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』展
に行ってきた。

陳腐な言葉に聞こえてしまうかもしれないけれど、
愛がいっぱいだった。
あの空間を思い出すとほんの少し涙ぐみそうになる。
阿佐ヶ谷住宅との思い出は多くはないのに。

阿佐ヶ谷住宅については、アサガヤデンショさんの
サイトをリンクさせていただこうと思う。こちら。
(アサガヤデンショ:東京・阿佐ヶ谷で電書をつくるために
集まった職業、年齢、性別も様々な集団)

『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』展は、
取り壊しが始まってしまった阿佐ヶ谷住宅への思いを、
アサガヤデンンショさんが一冊の電子書籍にまとめた
『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』
発行を記念して行われた展示。

最初はこの展示を見ることに少し躊躇していた。
私と阿佐ヶ谷住宅の接点はそれほど濃密ではないし、
“阿佐ヶ谷住宅大好きだよね”の輪に入れずに
ポツンとした気分になるのではないかと思ったり、
私ごときが足を踏み入れるのは
ひやかしているようで申し訳ない気もしたり。
だから、他の用事を作って、自分の中で“時間があったら
行こうかなぐらいの設定”にしておいて、行ったのだった。

でもそんなちっちゃな思いこみはどーでもよかった。
阿佐ヶ谷住宅も、阿佐ヶ谷住宅を愛していた人たちも、
もっともっと深くて広くて大きかった。

出迎えてくれる花たち(阿佐ヶ谷住宅の植物の挿し木苗)と
阿佐ヶ谷住宅の写真たち。

写真(ポストカード)、版画、阿佐ヶ谷住宅をモチーフにした
手ぬぐいやお菓子、ジオラマのような陶芸の作品、
給水塔の定点観測、
そして、阿佐ヶ谷住宅の植物の花や種を使って
自分のオリジナル万華鏡を作れるコーナーなど。

場所があって、人がいて、
季節や日々で移り変わる風景があって、
その記憶。

阿佐ヶ谷住宅に触れた人はもちろん、
阿佐ヶ谷住宅じゃなくても、
人には何かしらそういう風景があって、
それが心のどこかに大切にしまわれていること感じる、
そんな展示だった。
だから少しセンチメンタルにもなるけれど、
それを胸にいだいて“次へ!”も感じられて。

植物の花や種子で作る万華鏡は、本当に楽しかった!
たんぽぽの綿毛のような細い線や種も、
万華鏡の中では不思議な線や形を作り出してくれるし、
乾燥した植物の静かで強い色合いが
万華鏡への光の入り方で、鮮やかになったり暗くなったり。
そして、阿佐ヶ谷住宅の植物を持ち帰れる嬉しさ。

ちなみに私が入れた植物は、好きなものを中心に、
ナズナ、サルスベリ、タンポポ、ドウダンツツジ、ハナモモ
ムクゲ、ソメイヨシノ、名前の分からない赤い実。

Mangekyou1 Mangekyou2 Mangekyou3_ Mangekyou4_2

最後に『給水塔と赤い屋根 ~阿佐ヶ谷住宅のおはなし~』の動画版をご紹介。とても素敵な作品です。
動画版『給水塔と赤い屋根 ~阿佐ヶ谷住宅のおはなし~』

ほんの少しでも阿佐ヶ谷住宅に触れられてよかった。
子どもと一緒に自転車で走ったり、たまには降りたりして、
虫や鳥や植物とふれあうことができました。
ありがとう。

阿佐ヶ谷コンテクストでの展示はあと2日。
9月7日、8日(日)11~19時。
ただし、7日はライブ&準備のために
13~15時がクローズとなるそうです。

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2013.03.23

「デザイン あ 展」に行ってきた!

子どもたちが春休みになったら
平日に絶対行くぞ!と決めていた「デザイン あ 展」。
10時半オープンで11時頃に着いたのにけっこうな賑わい
(課外活動らしき中学生も来ていた)。

でも、絶対に混むであろう入り口の展覧会タイトル前の
写真撮影は2組しか待たなかったから、
やはり平日に来てよかったー!
(12時半頃に順路の最初に戻って、再度、展示を見たり
遊んだりしたときは、昼時だからか初めのほうは空いていたし、
入り口のタイトル前も先客が1組しかいなかった。
でも入り口のベビーカー置き場には12台ほど置かれていた)。

ちなみに、入り口の展覧会タイトル。
行く前は「別に、入り口で写真撮らなくてもいいじゃん」
と思っていたが、行ったら絶対撮りたくなるはず。
ちなみに、ほとんどの展示は撮影OK!


■子どもが楽しめる、大人も楽しめる。
息子たちは4歳だけれど、途中飽きることもなく、
それどころか、さっきも書いたように、
順路最初に戻って展示を楽しんだほど。
2時間遊んで、お昼食べるからと言っても動かず、
「外の公園(檜町公園)で遊ぼうよ」と言ったら、ようやく動いた。

遊んだり体験したりできる展示の全てを子どもたちは楽しんだ。
「子どもも楽しめる」というより
「子どもが楽しめる、大人も楽しめる」展覧会と言っていいと思う
(なのに、小学生以下は無料ってすばらしい!)。
全くアクションの必要がなく、見て楽しむ展示は、
4歳児には分かりにくいものもあったけれど。

「デザイン」を伝える展示だから、
そこは、家族みんなで展覧会に訪れる際の
使いやすさ、楽しさに気を配らないと嘘、というと言い過ぎ
かもしれないけれど、ここそこにそんな気配りを感じる
展示だった。


■どんな展示内容?
あまりネタばれし過ぎてもツマラナイと思うので、
うちの子たちが楽しんでいたいくつかを、あえてざっくり紹介。

・冒頭の展覧会タイトル。
楽しめる工夫が!

・あの「デザイン あ」の音と映像を感じる部屋
ミギが音に圧倒されて、一度はやむなく早めに退散したが、
ヒダリが「もう一回行きたい」と言うので再度入室。
二度目は親子3人でたっぷり楽しんだ。
兄弟ってすばらしい 笑。会場内でもあの音が聴こえるから、
ミギも気になっていたんだろうけど。

・つみき寿司
会場に小さな木のコの字カウンターが!


■会場までにトラップが?
友人から前情報で、「会場は六本木 東京ミッドタウンの
ガーデン内『21_21DESIGN SIGHT』。
道中、子どもを誘惑するものがいくつかあるから
早めに着くようにしたほうがいいよ」と教えてもらっていた。
大江戸線からミッドタウンに入るエスカレーターの水のモニュメント、
「デザイン あ」のポスター、外に出ると見える隣の檜町公園、
ガーデン内のオブジェなど。
うちは、「デザイン あ」に早く行きたがっていたので
それほどでもなかったが、子どもによっては寄り道するかも。
それよりも、ミッドタウンなんて久しぶりだったので、
私が少しウロウロしてしまった(汗)。


■展覧会後は
13時頃展覧会を出て、私が「お昼食べようよー」と言うのに
「こうえんで あそぶ」と檜町公園に行き、
公園についてすべり台を1回滑ったら「おなか すいた」と言われ、
天気もよく暖かだったのでちょっと贅沢してメゾンカイザーで
サンドイッチやクロックムッシュなど買って公園で食べた
(ランチセットはドリンクと小さなフィナンシェセット付き)。

そのあとは、檜町公園の遊具で遊び、
土手で軽くキョウリュウジャーごっこをし、
小川でボールを流したり岩を登り渡る小学生のお兄ちゃん
たちを勝手に追いかけ(水に落ちないかと少しヒヤヒヤした)、
2人ともなかなか帰ろうとしなかったが、突然、
「いえで おやつをたべたい」というので(ってこの時点で15時半
だから、おやつは飴だけだよ、と言って納得させ)、
ようやく帰途についた。


子どもたち「また いたきたい!」とのこと。
「3さいのときに デザイン あ のあそぶとこ あった?」
と聞いてきたので、もっと早く教えてよーということだろうか。
6月2日まで開催だから、もう1回くらいは平日に行きたい。
本当は夫と4人で来たいとこだけれど、休みとれるかなぁ。

家に帰って、飯時に、会場で購入した「デザイン あ」の
サントラCDを子どもたちと楽しんだ。
こんなことができる年になったのねー。

一見、地味に感じるものでも、
「デザイン」によって、とても楽しめるしハマれる、というより、
子どもって、シンプルで地味なものほど飽きずに楽しむよなー。
とまとめチックなことを書いて、ルポ終了!


Taitoru20130322 Tyoudoii20130322

Tumikisusi20130322 Ototomono20130322


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2012.01.09

ちひろ美術館

前出の「谷川俊太郎と絵本の仲間たち」展のために
久しぶりに行った「ちひろ美術館」

実は、いわさきちひろさんの絵は、今のところ
自分の家に飾りたいと思うタイプの絵ではない
(失礼ごめんなさい!)。
あの独特なにじみやぼかしに、
いろんな子どもの表情や感情の中の、
寂しさや儚さが強調されているように感じるからだろうか。

ということもあって、わりと近所にあるにもかかわらず
随分訪れていなかったのだけれど、
今回は、また近いうちに来たいと思った。

まず企画展が楽しかったこと。

いろんな作家の絵本を閲覧できる図書室も、
授乳室も備えたおもちゃや絵本がある「こどものへや」も、
そんなに広くはないけれど居心地がよさそうだったし、
セレクトされて置かれた図書室の本は
その内容も多すぎない冊数も、
ここだけに訪れてのんびり絵本を読みたいと思ったし、
子どもを連れてきたいとも思ったこと
(でもうちの子たちはおとなしく遊ぶタイプじゃないから、
無理かしらとも思ったが…)。

展示室をつなぐ廊下やカフェの広く大きな窓は
全て中庭に面していて明るく開放的で、
暖かい季節ならもっと気持ち良さそうだし、
季節のお庭の変化も楽しそうだなと思ったこと、など。

一言でいうと、
「ちひろさん」のイメージが強くて訪れないのは、
もったいなかったなという気持ち(だから、失礼だってば!)。

実は今回の企画展も、気にはなっていたものの
行かずに終わってしまいそうだった。
ところが去年の暮れに誘っていただいた楽しい女子会で、
偶然、「谷川俊太郎と絵本の仲間たち」のお話しを
聞くことができて、やっぱり行こう!と思ったのだった。

企画展と同時に行われていた「ちひろの白」という
展示では、普段触れることのないちひろさんの絵を見て、
持っていたイメージとは違う絵や、
これは好きだなと思う絵に出会えたのも面白かった。

ちなみに写真はカフェでいただいたメニュー。
シフォンケーキが人気メニューらしいのだけれど、
こっちのほうが気になって。
Tihiro_cafe20121

冬のケーク・サレ 630円(数量限定)
ブロッコリー、長ねぎ、かぼちゃ等の冬野菜とローズマリー、
ハム、チーズ。
ケーク・サレをちゃんといただくのは初めて。
想像していたよりふわっとしていた。
付け合わせのピクルスが美味しかった!

全粒ケーキ〈オーガニック小麦のパウンドケーキ〉 400円
砂糖や動物性素材を使わず、ドライフルーツとフルーツ果汁の
甘みを生かしたパウンドケーキ。アプリコットジャムを添えて。
ワインを飲みながら、ちびちび食べたい感じの好みの味。

他に、キッシュやおむすびプレート、スープ、ワインやビール、
ハーブティやタンポポコーヒー、7ヶ月頃から食べられる
ベビーのおやつなどあり。


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2012.01.08

「谷川俊太郎と絵本の仲間たち」展

ちひろ美術館で開催されている
「谷川俊太郎と絵本の仲間たち」展に行った。

ちひろ美術館には随分前に一度来たことがあったのだけれど、
2002年に改築されたからは訪れたことがなく、
大きな窓から中庭が見渡せる明るく開放的な空間に
別の場所に来たような印象。
駅からの距離も記憶していたよりも近かった。
もっと早く来てみればよかった。

今回の企画展は谷川俊太郎を中心に、
谷川俊太郎&堀内誠一
谷川俊太郎&長新太
谷川俊太郎&和田誠
とコーナーが分かれており、
絵本と原画と俊太郎さんのコメントなどが楽しめる内容。
絵本や4名の方々に詳しいわけではないのだけれど、
絵、言葉、デザイン、思い、考え方、いろいろなものに
出会えて見ごたえたっぷりだった。

発見の中からいくつか。

堀内さんって、『たろうのおでかけ』の人だったのか!と
驚いたり。
(子どもの頃好きだった絵本をこの企画展で思い出した!
そうそう、このアイスクリームの箱!
ダメダメ言われてばかりでしつけ本的傾向が強いのに、
大胆な構図や絵が大好きだった。
代表作らしいので私が知らなさ過ぎなのだろうけど)

俊太郎さんが訳したマザーグースの一編に
たぶん今だからこそ、膝を打つ!って感じで納得したり。

 おとこのこって なんでできてる? 
 おとこのこって なんでできてる? 
 かえるに かたつむりに こいぬのしっぽ 
 そんなもんでできてるよ

 おんなのこって なんでできてる? 
 おんなのこって なんでできてる? 
 おさとうとスパイスと すてきななにもかも 
 そんなもんでできてるよ

(特に“スパイス”ってところに感動すら覚える。
私のまわりには“おさけとスパイス”な女子が多いけれど)

書店や図書館で絵本を見ると、その量に圧倒され
「買おう」って気持ちに行き着くことが少ない。
それよりも、こういう企画展や絵本ショップの出張ミニ店舗、
古本屋など、少ない量のほうがじっくり見られて楽しいし、
購入意欲が沸いてくる。
(今回は4冊も買ってしまった)

仕事柄か、絵本ではないけれど、
俊太郎さんと堀内さんが手掛けたヤマハの古いPR誌
『ピアノの本』、から生まれた『ピアノ小読本』の
オリジナリティや面白さや完成度の高さに驚いたり、
和田さんの、トレぺに書いた几帳面な色指定や
切り張りされた原画を見て、紙の厚さや具体性、
指先を動かすことや時代を感じたり、
楽しかったなあ。

企画展は1月29日まで。
興味をそそられた方はぜひ。

そうだ、書き忘れてた!
今回の企画展では、おみくじが販売されている。
俊太郎さんの言葉を楽しむための「俊みくじ」。
全部で50通りあって、全部書き下ろし、100円。
私がひいたのがどんな言葉だったかはナイショ。
Syunmikuji

それと、ぜひお手洗いにも入ってみて!


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2011.12.11

『白ひげとおやつ展』

阿佐ヶ谷コンテクストで、
12月15日まで開かれている『白ひげとおやつ展』
木工作家:玄能さん、お菓子 :寅印さんの二人展に行った。

寅印さんからお話しを聞いていたので、
サンタたち(木工のサンタ)に会うのが楽しみだった。

実際に会うと…
長くたくわえた白いひげの下の唇が(見えないけど)
今にも動き出しそうなサンタたち。
思慮深くて賢くて、
なんでも相談ごとを聞いてくれそうサンタもいれば、
ポツリ、と少しいじわるなことを言いそうなサンタや
空模様を気にしているような、
何かを見つけたようなサンタもいて。
動物園で梟(ふくろう)を見たときに
「あぁ、いいなぁ、好きだなぁ」と感じたときと同じような
感覚を覚えた。

寅さんの話しによると、
子どもの手が届きにくい場所(高い場所)に置いても
サンタの顔がよく見える角度に作られているものがあったり、
色を重ねて彩色しているので、例えば、
よく触れられる箇所は擦れると違う色が現れるので、
時間が作る味わいも楽しめるとのことだった。

持って帰ることはできなかったけれど、
あのサンタは忘れないと思うし、
いつかうちに来てくれたらいいなと思う。


で、私が持ち帰ったものは
玄能さんの小さな家を二つと、寅印さんのジャムとお菓子。

Sirohigeoyatu201112


「小さなおうち」は、小さいけれどとても雰囲気があって、
こんなふうに置いてみたり、
ミギとヒダリの手に持たせてみたいなと思って。

Siisanaie

Tenitiisanaie

お菓子は、オレンジピールが入った大人のブラウニー、
クリスマスフルーツケーキ、ル・レクチェ(新潟産の洋梨)と
バニラのジャム。
寅さんのテイクアウトお菓子は、お酒や濃いコーヒーに
合いそうなものが多くて嬉しい、そして悩む。

ジャムは、つい先日たまたま料理教室で初めてル・レクチェを
いただいて、その存在を知ったばかりだったので、
その流れで購入。

(子どもが産まれてからジャムをよく買うようになった。
子どもがパンに何かをつける場合、なぜか
マーガリンよりジャムのほうが心地いいので(私が)、
美味しそうで自然な甘みを活かしていたり、
組み合わせやスパイス使いが面白かったりすると
手が伸びる)

コンテクストの入り口のもみじが真紅色(クリスマスカラー)
に染まっていて、そこからも2人展の演出が始まっている
みたいだったな。


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2011.10.19

ゆりり食堂 Part2 Nostalgia へ

(珍しく子どもネタじゃない内容です)

「こっちが好きで勝手に読ませていただいているブログ」
というものがいくつかある。

初めは全く接点がないけれど、
ちょっと勇気を出してコメントしてみたら、
お返事をいただけたり、
おっ!twitterもやってらっしゃるのね!とフォローして
そこでも少しおしゃべりができたり。

それだけでも嬉しいのだけれど、
今回、そのブログを書いている方が個展をされるとういことで、
在廊時間に行けばお会いできるのね!とうかがったのだ。

Yuriri

お料理や写真や器や雰囲気が好きで
読ませていただいているブログ

ブログによく登場する、パテやペーストやコンフィなど、
洋風・スパイス・ワインを連想させるお料理も大好きだし、
以前ゆりりさんが、福島を応援したいというコンセプトで
開いたホームパーティ「福島のお酒を楽しむ会」のときの
お料理の数々をみたときは、メニューのひとつひとつに
温かさや愛情を感じて、うわー素敵だなと思っていたのだ。
(それにしても、ゆりりさんのホームパーティ「ゆりり亭」は
いつもその品数の多さに驚く!)

少し無理を言って在廊時間を早めていただいたのにも
かかわらず、色々なお話しを気さくにしてくださった。
 初めはお料理が得意ではなかったこと。
 雑誌のレシピを切り張りしてレパートリーを増やしたこと。
 お子さんのお弁当には嫌いなものは入れなかったこと。
 嫌いなものはお子さんに無理に食べさせなかったけれど
 今はなんでも楽しく食べるし偏食ではないこと。
 気づいたら食卓につまみしか並んでいなくて、慌てて
 お子さんのおかずを作ったこと。
 写真のこと、食器のこと、などなど…。

私が幼子を育てていることを知っていてくださることもあって
主婦&母の先輩として、励みになったり参考にしたい!と
思うお話をいろいろできて、ちょっと緊張しつつもとても
楽しい時間を過ごさせていただいた。

個展のオープニングパーティにうかがえれば
ゆりりさんのお料理をいただくことができたのに!と思って
いたけれど、別の日にうかがったおかげで、
約1時間ほども(!)ゆりりさんを独り占めしておしゃべり
してしまった。

ゆりりさん、本当にありがとうございました!
初対面なのにもかかわらずズケズケ質問してしまった
かもしれません・・・、すみません!
お料理、子育て、がんばります!

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2008.10.01

10月とアールデコ

今日は久し振りに爽やかに晴れて、風が心地よかった。

今日から10月。新しい月の始まりらしい1日だ。
私の誕生月だし♪


ところで、
今日から13日まで、東京都庭園美術館では、
25周年を記念して、「アールデコの館」を開催している。
なんと、あの美術館の建物の写真撮影OKなんだって!

残念ながら私は行けないけれど、
庭園美術館好きな方はぜひ~!

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