2012.11.05

たにかわしゅんたろう

ミギが突然、
「たにかわしゅんたろう」と言った。

会話の前後も何もなくその名前が飛び出したので
私は笑った。
それが嬉しくて楽しかったのだろう。

その日は何度も何度も「たにかわしゅんたろう」と言い、
ボール遊びでは私に向かってボールを投げるたびに
「たにかわしゅんたろう」と言いながら投げる始末。

 *

何日か前の夜、眠る前に
『幼い子の詩集 パタポン』を読んだ。
その中に谷川俊太郎さんの詩がいくつかあった。

絵本を読むときは作者の名前を読むことは少ないのだけれど、
『パタポン』は詩集だったため、
なんとなく詩人の名前も一緒に読んだ。

「ののはな」 谷川俊太郎
はなのののはな
はなのななあに
なずななのはな 
なもないのばな 

というように。

初めはゆっくり、次は少し早く、次は早口言葉のように。
この早口言葉が子どもにウケて、
なおかつこの本におさめられた谷川さんの詩は
言葉遊びのようなものが多かったため、
子どもは谷川さんの詩が楽しかった様子。
だから「たにかわしゅんたろう」の名前を覚えのだろう。

まさか4歳児に、こんなふうにお名前を連呼されているとは
谷川さんも思っていないだろうな。

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2011.02.25

『ターちゃんとペリカン』

絵本『ターちゃんとペリカン』の中で、

ターちゃんがペリカンに向かって
『いいものがあるんだ』」という場面があって。

そこを読むとミギもヒダリも口を揃えて
「いいもの?」と言う。

そして絵本の中の魚を指して
「おかし?」という。

二人にとっての“いいもの”はお菓子なんだね。

 *

ちなみに、この本を読んでから、
公園で枝を拾うと、魚釣りの真似をしたり、
「ながぐつ つれた!」と言ったり。

ペリカンが魚をとる場面では
一緒に『バサッ』と言ったり、
『おやっ?てっぺんにだれかいる…』と読むと
「ペリカーン!」と答えたり。

“キャンプ”という言葉が面白いらしく、
『ここにきてキャンプをします』と読むと、
毎回「キャンプ?」と聞き返すので
「お外でご飯を食べること」といい加減な答えをすると、
「まんま?」と聞き返してきたり。

息子たちには少し早いかな、
最後の部分の意味は分からないだろうしと思ったけれど、
小さい子供でも楽しめる部分も多くて、
「ペリカン よんで~」と絵本を持ってくるし、
よかった、よかった。

自分が選んだ本を子供に気に入ってもらえると、
すんごく嬉しい。
子供に読みきかせしてみてはじめて気づくこともあるし
もともと音読が好きなこともあって、
絵本ライフは面白い。

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2010.09.10

4人のガラス屋さん

私のブログは、「後日談」がほとんど。
なので、イベントレポは
書いた頃には終了していることが多い・・・。

が、今回は開催中に書いてみよう。
といっても、12日(日)までなんだけど・・・。

阿佐ヶ谷の、素敵な一軒屋ギャラリー「CONTEXT-S」
駅近なのに、しっとりこんもりした潤い空間。
Contexts20100910


そこで9月12日まで開催されている
「4人のガラス屋さん」
先日行った105喫茶室の寅印さんも参加されているということで、楽しみ!

普段使いにぴったりなガラスの器と
色のニュアンスや組み合わせがキレイなアクセサリー。
そして寅さんのパウンドケーキ、クッキー、マシュマロが
並ぶ中、
ギャラリーのお庭から入る木漏れ日を感じながら、
“もうすぐ2ヶ月”という赤ちゃんを抱いたガラス作家さんと
子育てトークを楽しみつつ、
ガラスの「ぽってり感」を楽しむ。
(私は、ガラスのぽってりとした質感にとても弱い)。


これは私が購入したもの。

Garasuten20100910

Garasuten220100910 Garasuten320100910

水がはねたような器
(耐熱ガラスでよくみかけるような色味がいい感じ)。

月がモチーフになっているというネックレス
(写真は、七宝焼きみたいな色になってしまって残念。
実際は宇宙に浮かぶ月のような色合い)。

お菓子は、いちじくたっぷりのパウンドケーキと
しっかりとした厚みとホロッカリッの歯ざわりが美味しい
へーゼルナッツクッキーと、
マシュマロの概念が変わっちゃうくらいの絶品マシュマロ
(これはフランボワーズ)。

 *
コンテクストがある通りには、
「ワラビヤ」というセレクト雑貨とギャラリーのお店
(こちらも、雰囲気のある木造平屋の民家!)や、

本当に子供にとっていいと思う絵本だけを置いている
骨太な絵本のお店
「こどものえほん」
などがあるので、楽しい散歩道。

今週末9月11日、12日は、
阿佐ヶ谷神明宮のお祭りもあるし、
11日は、産業商工会館で「すぎなみパン祭り」もあるし、
充実した阿佐ヶ谷散歩を楽しめるのでは~。

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2009.11.13

『LIFE』

ビックリ。

『シネマ食堂』をもらった数日後、
別の友人から届いたプレゼントが『LIFE』

Life_0911

どっちも、フードスタイリスト飯島奈美さんの本だ。

飯島さんが担当した映画『めがね』の料理はどれも
おいしそうだったし、
その流れの、小林聡美さん出演のパスコのCMも
毎回作りたくなるし、
『LIFE』に掲載されている、よしもとばななさんや
谷川俊太郎さんのエッセーも読んでみたかったし、
『LIFE』が連載されていた糸井さんのほぼ日を読んで、
この本、欲しいなと思っていたし・・・。

でもまだ買っていなかった。

この本は、旬の野菜で、とか、ルッコラを使って、とか、
簡単に、とか、フライパンひとつで、とか、
鶏肉をしっとりさせるには、とか、バルサミコで、とか、
そういうレシピの本ではなくて、
ごくごく普通のメニュー(唐揚げとかしょうが焼きとか)の
「ほんとうにおいしい作り方」が解説されている本。
誰もがおいしいものを作れる取扱説明書のような本。

このレシピを作るためには気合と時間が必要そうだし、
メニューとしては、作りたい!とそそられるものが
あまりなかった。

でも、だからこそ、すんごく興味があり、
だからこそ、いつでもいっかとも思い、
延ばし延ばしにしていた(なんだか宿題みたいだ)。

そしたら、本のほうから、私のところにやって来た。

料理の基礎体力の乏しさを感じてはいるものの、
『料理の基本』みたいな本を買う気にはならず、
おいしいものを作りたい! といいつつ、
目分量だったり、適当だったり、
薄味にしといて後で塩を足せばいいや、だったり、
カレーはルーを使わずに香辛料で作りたいだったり、
定番ものもよりちょっと目新しいメニューに飛びつきがち
な私のところに、この本はやってきた。

きちんと作ってみよう
(時間がかからないメニューもあるし)。

一番喜ぶのは夫だろうな。
スパイスやハーブを使った変な(笑)メニューじゃなくて、
定番ものがおいしいのが、一番嬉しいはずだから。
そして、今はまだ食べられないけれど、
子供もきっと、そういうご飯が好きだ。

今日は寒いし、豚汁でも作ってみようかな。
(レシピ見ながら豚汁を作ったことないし!
と本を見てみると「豚ばら肉はかたまりで」とのこと
豚こまはあるんだけど・・・。肉屋に行けたら作ろう)

Tちゃん、お互い
「うちの母さんの料理は何でもうまい」
って言われるようになりたいねぇ。 ありがとう!

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2009.11.12

『シネマ食堂』

「本屋で見かけて、すぐに顔が浮かんだので贈ります。
映画とおいしいもの。
今はゆっくり楽しむこともままならないかもしれないけど
そのうち全レシピ制覇してほしいです」

ポストに入っていた友人からの封筒には
『シネマ食堂』とカードが入っていた。
Sinemasyokudou_0911

思いがけない誕生日プレゼント。
「映画とおいしいもの」で私を思い出してくれるなんて!

彼女の、いろいろと忙しかったり、
ままならなかったりする毎日の中で、
私のことを考えながら、
本を買ったり、メッセージを書いてくれたり、
梱包してくれたりしたかと思うと、
ここにネタとして書きたくないと思うくらい
(って書いてるんだけど)、
涙腺が少しジワッっと熱くなったくらい
嬉しかった。

少し前に、近所のTSUTAYAの
ミニシアターランキングベスト10をのぞいたら、
タイトルを知っているDVDがひとつしかなかった。
出産前は、夫と映画を観て、それについて話しながら
呑むのが週末の定番の過ごし方で、
ミニシアターにもよく行っていた。
映画を観たい!と強く思っているわけではないけれど、
拡大公開系と違って(ミニシアター系は)、
そこから離れてしまうと情報が入ってこないもんだなと
TSUTAYAでポツンと思ったりしていた。

そんなときにもらった『シネマ食堂』と冒頭のメッセージ。

映画の中では、料理が脇役だけれど、
この本では、料理が主役で映画が脇役。

子供が産まれて、
映画はちょっと遠い憧れみたいなものになり、
おいしいものは、毎日の中心。
今日は何を作ろうか、あぁ、料理上手になりたいっと
焦るほどに切実に感じている私にとって、
実用的かつ、「いつかこの映画観たいな」と
未来への楽しい時間にも誘ってくれる嬉しい本。

ありがとう。

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2009.08.21

夜のひととき

子供を夫にあずけて束の間の外出を楽しむ週末。
その日は昼過ぎまで家にいる用事があったので
出掛けるのが夕方になった。
「夕飯、外で食べてきていいよ」と夫。

うわぁ、夜の街を一人で歩くなんて久しぶり。

何を食べよう。
と言っても、授乳中だからお酒は飲めないし、
ゆっくり本が読めて夕飯も食べられてというと、
結局、ランチでも行けるカフェっぽい店が頭に
浮かぶ。

ふと、“アボカドバーガーが食べたいっ”と思い
阿佐ヶ谷のヴォレッジバンガードダイナーへ。

ここはビールの品揃えが豊富なので、
ムショウに飲みたい衝動にかられる。がそこは抑えて、
でも気分だけは楽しもうとノンアルコールカクテルの
ライチ&クランベリーソーダ(つまりは炭酸ジュースなん
だけど)とアボカド入りサルサバーガーをオーダー。
7、80年代頃(かな?)の洋楽がかかる中、
文庫になった『終末のフール』を読みながら過ごす。

と、ここまではランチ利用と変わらないのだけれど、
決定的に違ったのは、私がノンアルコールでも
周りの人は、“友人や彼氏彼女、もしくは夫婦で
お酒を飲みながら過ごす終末の夜”ってことだ。

店内に漂う、“それぞれの人たちが、お酒を飲んで、
ほぐれてしゃべってる空気”が、とても心地よかった。
昼間のカフェでのんびりするのとは違ったくつろぎ感。
あ~これこれ、この感じ久しぶり~と
私の肩の力も抜けていくようだった。

それに加えて、この店のカジュアルな雰囲気も
良かったんだろうな。
これが「ザ・呑み屋」的な居酒屋だったら
ノンアルコールな私は取り残された感があって、
逆に居心地が悪かったかもしれない。

考えてみると、昼間の喫茶店やカフェは、
“私、今ここでこうしてくつろいでます”っていう
アピールとまではいかないけど、ちゃんとくつろぐ姿勢
というかポーズみたいなものが表れちゃってる気がする。
店を出た後は“会社や家で仕事が待ってる”って状況が
多いから時間制限付きの息抜きってことも多いし、
休憩にもかかわらず“今休まなきゃ”っていう、
どこかせかされてる感じもあるし。

それにしても、私の斜め前のテーブルにいた女の子
3人組(同じ会社らしい)が、
お酒とハンバーガーを美味しそうに楽しみながら、
恋愛のこと、仕事のこと、飲み会のこと、これからの
生き方のことを、楽しく真剣にポンポンとしゃべってる
様子が、可愛くてほほえましくてうらやましかった。
“ずいぶん、あんなふうにしゃべってないなぁ
はっ! それは私が老けたってこと!?”
そんなことを思った夜でもあった。


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2008.01.16

阿川佐和子さん

『阿川佐和子の会えばなるほど(文春文庫)』
すごくおもしろかった!

週刊文集の連載対談から、
川上弘美、ヨネスケ、瀬川晶司、國村隼、小野田寛郎、
小松政夫、藤原正彦など、19本を選んだもの。

ヨネスケさん、國村さん、小松政夫さんなんかは、
メディアでお顔はよく拝見するけれど、
その人自信の話を聞くがあまりないから面白かったなー。
あと、小野田さんとの対談もよかった。

それぞれの人のお話しが面白いのと同時に、
その話を引き出している、阿川さんみたいになりたい!と思った。

相手の面白い部分や素の部分を引き出したり、
そういうことが聞きたかったのよ! と読者が思うような質問を、
相手を気遣いつつ、サラッと(した感じで)聞けたり、
いい意味でちょっと図々しくて、いい意味でバカになれる
そんなふうになりたい!と思った。

なにより話している人が楽しそうなんだもの。

仕事でインタビューさせていただくことも多いのだけれど、
もっと、ここを深く聞けばよかった、
もっと、こんな話も聞けたんじゃないか、
もっと、言葉を待てばよかった、
もっと、このインタビューを楽しんでもらえたのではないか、
などなど、思うことばかりだ。
しかも、その人にお話しが聞けるのは一度きりなのだ。

テーマや載せる媒体によって、
インタビューのテイストはさまざまだ。でも、
阿川さんの本には、私に足りないものがギュッと詰まってる気がした。

私と同じさそり座の阿川さん、お手本にさせていただきます!


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2007.08.26

おやすみプンプン 第1巻

なんじゃ、これ~!!!

もっちろん、誉め言葉です。めちゃくちゃ面白いです。
浅野いにおの最新作『おやすみプンプン』。

以前、がっつり感動した『ソラニン』とは全然違うテイスト。
可愛くてシュールでせつなくて怖くて。

そうそう女の子ってこんな感じ。
そうそう男の子ってこんな感じ。
そうそう人って、えっそこっ?ってとこで切れたりする感じ。

まだ1巻だから展開は分からないけれど、
続きがめちゃくちゃ楽しみだー!!

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2007.08.24

痩せた説得力

岡田斗司夫さんのダイエット遍歴を見ると、
その変貌ぶりに驚く!

そして、痩せることで、人格まで違って見えることに驚く。
(お会いしたことはないのでどんな人格かは知らないけれど)

上にリンクを貼らせてもらったブログの中で
岡田さんの著書『いつまでもデブと思うなよ』が紹介されている。
その中の一部。

真理1.ダイエットは面白い
「毎週、ベルトの穴が一つずつ縮む。
どんどん体が軽くなっていく。走っても息が切れなくなる。
階段を駆け上がれるようになる。
48歳という中年男性にとって、
これはまるで自分がスーパーマンになっていく気分だ。
おおげさでなく『若返るとはこういうことか!』と感動の毎日である」

上記の他、様々なダイエットの効用が紹介されているのだけれど、
その切り口が面白い。
それに、痩せるって、結果が歴然としているから、
説得力があるんだよなー。

ブログに紹介されている文章を読むだけで、
本を読んだ気分になるくらい詳細に紹介されているので(笑)、
興味がある人は、リンク先の下のほうに紹介されている
本の紹介文を読んでみてください。

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2007.06.27

お料理 ビギナーズ

私のまわりのお料理上手な人たちが、
よく使う料理の本、お世話になった料理の本はどんな本だろう。

たくさんのレシピがネットで検索できる世の中になったけれど、
書店には、たくさんの料理本や雑誌が並んでいて、
家には、まだ全然作っていない料理の本があるのに、
また欲しくなったりする。

日本は、世界各国の料理が食べられる国だから、
料理の本の種類も、他の国より多いのではないかしら。

そんな中、50年間テレビ放送されていて、
そのテキストとして販売されている「今日の料理」。
番組はあまり見ないけど、
本を立ち読みすること、買ったことは何度もある。
季節感重視、おしゃれ過ぎず、ケチンボ過ぎず、料理の基礎を抑えつつ
新旧の料理研究家や料理人が出てくる。
そして紹介されてるレシピの量が多い!
(でも、これってどの料理雑誌もやってることか・・・何が違うんだろう)

で、その「今日の料理」の初心者版、
「今日の料理ビギナーズ」がこの春からスタートした。

4月号を手にとったとき、
「この本で料理を始められる人が、うらやましい~」と思った。
かゆいところに手が届くって感じ。

おうちの料理って、
 工夫や手間の結果がすぐ出る。
 結果の良し悪しが分かりやすい。
 簡単に安価にチャレンジできる。
 上手くいけば、自分も誰かも嬉しい。
 結果をすぐにアレンジすることができる。
 失敗しても、大問題にはならない。
 失敗しそうになったら、途中で方向転換できる。
  ・
  ・
  ・
 (↑ あえてビジネスっぽく書いてみたけど)

だから、おもしろい。

お料理を始めたいなと思った老若男女のみなさま、
「今日の料理ビギナーズ」は、けっこういいスタート本だと思います。

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