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2014.04.08

決められない

ヒダリは、人ともモノとも、離れるのが苦手だ。

夫が休日に一人で出かけるときは
「とうさんと ずっと いっしょにいたかった」
「はやく かえってきて」「メールして」と涙ぐみ、
見えなくなるまで見送っている。
私が休日に一人で出かけるときもそうだ。

使わなくなったおもちゃはもちろん、
おもちゃが入っていた箱も「捨てないで」と言う。

そんな傾向があるため「決める」ことも苦手だ。

ハイチュウを買うとき。
イチゴとパイナップルで悩む。ずーっと悩む。あきれるほど悩む。
“どちらにしようかな”をしても、選ばれなかったほうを手放せず
もう一度“どちらにしようかな”をして堂々巡りになる。
このときは、たまたまパイナップルが
“期間限定”商品だったため、そのことを伝えたら
パッと顔が明るくなって、パイナップルを買った。

家で遊んでいた100円ショップのサングラスが壊れたため、
新しいのを買おうと店に行ったら同じものはなく、
2つのデザインで悩んで「決められないのー!」と泣く。
「こっちのかたちで こっちのレンズのが あればいいのに…」
「まえのが こわれなかったら よかったのに…」
他のお客さんが“なにごとかしら”とチラチラ見るほど泣く。
自分でも決められないことがイヤなのだろうと思う。
「今日は買わないで帰るか、どちらか一つに決めて買うか。 
 どっちかだよ」
暖房が強めに効く店内で、
私はイライラと疲れがたまっていくのを感じながら待つ。
ミギも疲れているのが分かる。

「こっちに する。 こっちもいいなあ、でもこっちにする…」
「わかった。じゃあこれを買おう。決められて すごいと思うよ!」

こんなことが何度もあり、ヒダリの中では
「今だけのものがあったら、そっちを選ぶ」
「決めるのはスゴイこと」ということ“勉強”されたらしい。

実家に遊びに行ったときに、
父がおもちゃを買ってくれることになったときは、
選ぶ前に「えらべたら すごい?」と聞いてきた。

水族館に行ったとき、
300円を払って売店でガチャガチャをするか、
それとも同じ300円の特別展示を見るかを
子どもたちに選ばせたときは、
ヒダリが「こっちは いまだけなんだよ!」と
ミギを説得して特別展示を見た。

人生は小さな決定の連続で、
決めるだけじゃなくて、
決めたことを大切にしたり守ることも、
決めたことを変更するのも、
自分で決めて、自分で失敗することも大事。

あーそうえいば、私も“決める”にまつわる色々が
潔ぎよくないほうだなあと。
がんばれ、ヒダリ。

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2014.04.07

自転車を走らせながら

春休み。

子どもたちを乗せて自転車で走っているとき、
意外と日差しが強かったので、
「あー、私も帽子を持ってくればよかった」とつぶやいた。

「なに?かあさん なんていったの? もっかい いって」
と後ろに座っていたヒダリが言った。

たいした内容でもないし、
自転車で走らせながら後ろの子どもに伝えるには
自分も少し後ろを向いて大きめの声で話さないといけない。
さらにそうすると、ミギも
「なに? なに? なんていったの?」となるので、

「ひとりごと~!」と大きな声で答えた。

するとヒダリ
 「えー、さんにんごと にしてよ~」

うわー、いい言葉だよ「さんにんごと」。
そこにはちゃんとミギも入ってるんだね。

そう言われるとなんだか、
面倒がって伝えなかったことをごめんねと思う。
内容じゃなくて、ただ聞きたいだけなんだよね。

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