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2013.09.07

『給水塔と赤い屋根展〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』展

阿佐ヶ谷コンテクストで行われている
『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』展
に行ってきた。

陳腐な言葉に聞こえてしまうかもしれないけれど、
愛がいっぱいだった。
あの空間を思い出すとほんの少し涙ぐみそうになる。
阿佐ヶ谷住宅との思い出は多くはないのに。

阿佐ヶ谷住宅については、アサガヤデンショさんの
サイトをリンクさせていただこうと思う。こちら。
(アサガヤデンショ:東京・阿佐ヶ谷で電書をつくるために
集まった職業、年齢、性別も様々な集団)

『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』展は、
取り壊しが始まってしまった阿佐ヶ谷住宅への思いを、
アサガヤデンンショさんが一冊の電子書籍にまとめた
『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』
発行を記念して行われた展示。

最初はこの展示を見ることに少し躊躇していた。
私と阿佐ヶ谷住宅の接点はそれほど濃密ではないし、
“阿佐ヶ谷住宅大好きだよね”の輪に入れずに
ポツンとした気分になるのではないかと思ったり、
私ごときが足を踏み入れるのは
ひやかしているようで申し訳ない気もしたり。
だから、他の用事を作って、自分の中で“時間があったら
行こうかなぐらいの設定”にしておいて、行ったのだった。

でもそんなちっちゃな思いこみはどーでもよかった。
阿佐ヶ谷住宅も、阿佐ヶ谷住宅を愛していた人たちも、
もっともっと深くて広くて大きかった。

出迎えてくれる花たち(阿佐ヶ谷住宅の植物の挿し木苗)と
阿佐ヶ谷住宅の写真たち。

写真(ポストカード)、版画、阿佐ヶ谷住宅をモチーフにした
手ぬぐいやお菓子、ジオラマのような陶芸の作品、
給水塔の定点観測、
そして、阿佐ヶ谷住宅の植物の花や種を使って
自分のオリジナル万華鏡を作れるコーナーなど。

場所があって、人がいて、
季節や日々で移り変わる風景があって、
その記憶。

阿佐ヶ谷住宅に触れた人はもちろん、
阿佐ヶ谷住宅じゃなくても、
人には何かしらそういう風景があって、
それが心のどこかに大切にしまわれていること感じる、
そんな展示だった。
だから少しセンチメンタルにもなるけれど、
それを胸にいだいて“次へ!”も感じられて。

植物の花や種子で作る万華鏡は、本当に楽しかった!
たんぽぽの綿毛のような細い線や種も、
万華鏡の中では不思議な線や形を作り出してくれるし、
乾燥した植物の静かで強い色合いが
万華鏡への光の入り方で、鮮やかになったり暗くなったり。
そして、阿佐ヶ谷住宅の植物を持ち帰れる嬉しさ。

ちなみに私が入れた植物は、好きなものを中心に、
ナズナ、サルスベリ、タンポポ、ドウダンツツジ、ハナモモ
ムクゲ、ソメイヨシノ、名前の分からない赤い実。

Mangekyou1 Mangekyou2 Mangekyou3_ Mangekyou4_2

最後に『給水塔と赤い屋根 ~阿佐ヶ谷住宅のおはなし~』の動画版をご紹介。とても素敵な作品です。
動画版『給水塔と赤い屋根 ~阿佐ヶ谷住宅のおはなし~』

ほんの少しでも阿佐ヶ谷住宅に触れられてよかった。
子どもと一緒に自転車で走ったり、たまには降りたりして、
虫や鳥や植物とふれあうことができました。
ありがとう。

阿佐ヶ谷コンテクストでの展示はあと2日。
9月7日、8日(日)11~19時。
ただし、7日はライブ&準備のために
13~15時がクローズとなるそうです。

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