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2006.09.29

トイレと映画館

Yurosupesu_toire

入ったとたん、
「えっトイレ? なるほど~」と、思わずシャッターを切ったトイレ。
(誰もいなくて良かった)

渋谷の映画館ユーロスペース(今年1月に円山町に移転)のトイレは、
真っ白で、真っ直ぐで、ギャラリーみたい。
トイレスペースより、映画フライヤースペースのほうが存在感がある。

真っ直ぐの板を設置しただけみたいなロビーの椅子も、
シンプルでミニマムだけど存在感があって、
上映時間までの時間を、ここに座って本を読んだり、
フライヤーを見たりして過ごすのも心地よい。

あのトイレを見たときに、
なんとなくユーロスペースの姿勢みたいなものを感じた。
どんな空間で、どんな待ち時間で、どんな映画を見て、
どんな時間を提供したいか。
そんなこと。

一方、最近、歌舞伎町にある古い映画館に行った。
昔はダンスホールだったというそこは、
音もイスも心地よくはない。
入り口は銭湯の番台みたいに狭いし、
学校の体育館がちょっと下品になったみたいな場所だった。
どんな時間を過ごしてほしいかなんて考えていないと思うけど、
あれはあれで、面白かった。
たまたま見た映画が、普段あまり見ないホラー映画だったので、
映画館の雰囲気とあいまって、怖かった。

最近シネコンが増えてきた。
これからは、あの形が映画館の雰囲気、映画館の思い出の代表に
なってくるのかなー。

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2006.09.22

朝のブロー

ひっさしぶりにブローをした。
(髪をブラシとドライヤーで整えるあのブローです)
いつもは、手で乾かして、ワックスかムースをつけるだけ。
前にブローをしたのがいったい何年前か覚えていない。

美容院で、
「この部分だけでも、こうすると落ち着きますよ」と教えてくれた。
何回か行っているお店だし、ブローもしてもらっていたけれど、
教えてもらったのは初めてだ。(たぶん)
最低限のところだけを教えてもらったので、ちょっとやる気になって
さっそく、美容院の帰りに
100円ショップでドライヤーOKの小さなブラシを買った。

翌朝、ひっさしぶりのブロー。
おー。本当にいい感じだ。私にもできるじゃん。
きっと私以外の誰も分からない微妙な差なのだけれど、
髪が決まるって、ほんとに気持ちがいい。
1日がすがすがしく始まる。


それと、ブローをしてたら、いろんなことを思い出した。

制服だった中学生の頃は、髪につけるリボンだけが
オシャレを楽しめるところだったので、
毎朝どのリボンをつけるか真剣に考えてたなーとか

たくさんのリボンがぐちゃぐちゃにならないように、
くるくるって巻いて、まち針で留めてたこととか、

前髪を流すために、ティッシュペーパーとピンで
前髪を巻いていたこととか、

妹に「あんたはポニーテールが似合わない」と言われて
実はショックだったこととか・・・。

思い出したのは、全部中学・高校生の頃のこと。
あの頃は母親があきれるくらい、髪の毛に時間をかけていた。
それこそ、人生の中で一番ブローをしていたし、
一番、自意識過剰だった。はずかしいなー。

いつまで続くか分からないけど、
朝のブローが、ちょっと楽しい。

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2006.09.21

DVD 「ザ・コーポレーション」 

資本主義における企業 「ザ・コーポレーション」 が、
国を動かす影響力もあり、利益のためなら、法を犯し、
その法さえも変え、地球を破壊し、道徳心も無視するという側面を、
コンパクトにまとめて紹介してくれている映画。

知っていること、そんなものだろうと思っていたことも、
並べて見せられると、恐ろしい。
企業だけを悪者として描きすぎなきらいはあるとしても。
   
例えば、
アメリカでは、人間以外の生物には特許が認められているらしい。
公共事業も、水も、生命も、
あらゆるものが、企業の所有物にされようとしている。

利益を出すことは企業の基本であって、それ自体が悪いわけではない。
利益を出すために知恵や工夫をすることも、人間の素晴らしい点だ。
しかし、利益は、命や尊厳や地球を無視してまで追求するものではない。
そんな当たり前の、ひとりひとりの人間は分かっていることが、
企業という集合体になると麻痺する怖さ。

「人間はある状況に置かれれば、ガス室の立会人にも聖人にもなれる」
「所属する機関が醜ければ、役割も醜くなる」
という言葉が心に残る。
 
    *  
企業は、良くも悪くも市場に反応する。
市場とは、私たちひとりひとりのこと。
企業とは、私たちひとりひとりの集合体。
  
企業のイメージやメッセージを個人に伝える仕事をしている私にとって、
「ザ・コーポれション」は、自分の立ち位置を考える意味で、
とても参考になる映画だった。

直接的には関係ないのだけれど・・・。
これを見ると、輸入が再開されたアメリカ産牛肉は
食べたくないなと思う。

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2006.09.19

スキマノバランス

久しぶりにお風呂にゆ~っくり入っていたら、
知らぬ間に、ここに書く文章を頭の中で組み立てていた。

最近は、お風呂に入っても、掃除をしてても、電車に乗ってても、
仕事に関することばかり考えていた。
もしくは、今日はこれをする!と自分で決めたプライベートな段取りや
その内容について。
それは嫌なことではなかったのだけれど、
お風呂でいろんな文章が勝手に浮かんできたとき、
あー、決まってないことを考える隙間ができたんだなと思った。

この隙間はあったほうがいい。
でも隙間は、隙間だからいいのだと思う。
隙間が多すぎて緩みすぎると、
仕事のこともそれ以外のことも頭の動きがにぶる。
隙間が全くないと、それはそれで頭の動きがにぶる。

最近始めたヨガでは、
筋肉の緊張と弛緩が、血流を活発にして代謝をよくしてくれる。
頭もそんな感じ。
緊張と弛緩のバランスがいいと脳が活発に動く。
このバランスが、すごく難しいんだよなー。

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2006.09.18

電気をつけるのが嫌い

だんだん陽が短くなってきて、
部屋の電気をつける時間が早くなる。

「夕方、電気をつける瞬間が嫌い」
って台詞を江國香織の小説で見たとき、
私もすごくそう感じていたのに、全然認識していなかったから、
その気持ちを教えられて、とても楽しい気分になった。

電気をつけると、カーテンを閉めなくちゃいけないから、
外が見えなくなるのが嫌だ。
部屋が狭く感じるのも嫌だ。
一気にすごく遅い時間になった気がするのも嫌だ。
仕事がたてこんでいるときは、
「やらされ感」のかけらみたいなものが出てきちゃうので、
暗い部屋のままパソコンを打っていることもしばしば。
外からみたら、パソコンの光にボーっと照らされた顔が
窓から見えて怖いかも(笑)。

これから、電気をつける時間がどんどん早くなるんだな。

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2006.09.14

冷えたテレビ

電源を何度入れても、コンセントを抜いて入れてを繰り返しても、
真っ黒で何も映らなかったテレビ。
「今日は涼しいからつくかも」と思って昨日電源を入れたら、
ちゃんとついた。
今日もちゃんとついた。
家電は熱をもつだから、あの暑さにまいってたんだね。

それにしても、
8月3日に「やっと夏らしくなってきた」って書いてたのに、
もうこんなに涼しい。

「年々夏が短くなってるように感じるんだよね」って知人が言ってた。
本当にそうだ。
年々夏は、暑く、短くなっている。
ベランダで線香花火をしようと買っておいたのに、
やらずじまいで秋の気配。

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2006.09.06

歌舞伎町と、自然溢れる郊外から生まれた、美しいアルバム。

もっと渋いアバンギャルドなJAZZを想像していた。

UAと菊池成孔さんのアルバム「cure jazz」。
イメージは軽く裏切られて、
とても美しくてチャーミングなアルバムだった。

UAのリズム感や歌声は、
動物のようだしアバンギャルドとも言えるのだけれど、
それがあまりに自然なので、普通のことのように思えてしまう。

ライナーノーツで菊池さんが書いている。
肉をほとんど食べず、タバコを吸わず、郊外に住む
エコロジー思想な彼女(UA)と、
歌舞伎町に住み、毎日肉を食べ、大量にタバコを吸う
精神分析学や構造主義を哲学にしている僕(菊池さん)、
極端な両者が結ばれる「ジャズ」という場所、
それがこのアルバムのすべてだと。

菊池さんのHPのイメージから、
難しいことを簡単にするのではなく、もっと難しくしちゃう人に思えて
あまり興味を持っていなかったのだけれど、
アルバムを聞いたら、
菊池さんのサックスは、スカッとしていて開いていく音で、
声や歌はとても美しくてチャーミングだった。

仕事で菊池さんに会ったことがあるという編集者の友達の部屋に
遊びに行ったら、このアルバムが流れていた。
「あっ cure jazzだ!」
その子は、菊池さんに会ったその日からファンになり、
恋してる感じになっている。

  ・

日比谷公会堂で行なわれたcure jazzのライブも、とてもよかった。
歌っているUAを見る菊池さんの嬉しそうな顔が、
とても印象的だった。

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