2017.05.14

ホッとできる人と場所

とてもお世話になった女性が
引っ越されると聞いて、
少しの時間だったけれど
お部屋の片付け中にお邪魔した。

彼女は以前、
中国茶と家庭的なランチが
いただけるカフェを開いていて、
私はよくそのお店にうかがっていた。
靴を脱いで入るそのお店は、
インドや台湾で買ってきたという
置き物や食器などがあり、
彼女の家にお邪魔しているような
心地よさと安心感があった。

中でも一番嬉しかったのが、
赤ちゃん連れ、子ども連れ
大歓迎だったことだ。
「お子さんも大丈夫ですよ」ではなく、
文字通り大歓迎。
子どものおもちゃや絵本、
赤ちゃんを寝かせられるソファーベッド
など、物理的なものもそうだけれど、
子どもと一緒に遊んでくれたり、
子どもの言動を面白がってくれたり、
彼女は、お店に来る子どもたちに
会えることや成長が感じられることを
心から楽しんでくれているように
感じた。

ご自身も、働きながら二人の息子さんを
育てあげた先輩ママということもあり、
行くたびに育児の疲れを労ってくれたり
話しを聞いてくれた。

大人と話すことに飢えているあの時期、
肩身の狭い思いをせず、
お店で子どもを叱りすぎることもなく
安心できるご飯と
美味しい中国茶を飲みながら、
子どもと一緒に遊んだり
彼女とおしゃべりできる時間に
どれだけ助けられたことだろう。

ランチメニューは
ニンジンのじっくり炒めや
豆苗のごま油和えなど、
シンプルな野菜メニューが豊富で、
大人のメニューから
子どもが食べられそうなものを選ぶと、
プチデザート付きの子ども用ランチを
作ってくれた。
息子たちはデザートの
『手作りカステラ』が大好きで、
「今日はカステラあるかなあ」
と言いながら、
自転車の前と後ろに息子たちを
乗せて、お店に向かったものだった。

残念ながら、カフェは3年前に
閉店されたのだが、だからこそ、
彼女がカフェをオープンしていた期間と
私が幼い子どもの育児をしていた期間が
重なった幸運に感謝したい。

久しぶりにお会いして
あの頃の感謝の気持ちと、
おかげさまで
息子たちは8才になったこと、
お互いの近況などを話した。
帰りに、
当時、カフェで子どもたちが
大好きだった猫の写真集と
犬のぬいぐるみをいただいた。
持ち帰ると、子どもたちも
覚えていて、とても喜んでいた。

今彼女は、
プライベートが忙しい中、
前職の実績などを活かし、
カフェとは全く違う仕事で
活躍している。

育児の疲れや不安、
閉ざされた感覚や
労ってほしい気持ち、
叱りすぎることへの罪悪感
「大人としゃべりたい」
「今日は子供と何して遊ぼう」
「ご飯はどうしよう」
いろんな気持ちを受け止めて
もらっていたと思う。

私はまだ母になって8年生だけれど、
幼い子どもの育児真っ最中から
少しは客観的に見られる部分も
あるだろうと思うので、
彼女の何分の一かでも、
幼い子どもを育てているお母さんの
気持ちに寄り添いたいと思う。

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2017.05.05

おばあちゃん猫との暮らし

夫の連れ猫と同居して15年。
私が一緒に住み始めた頃に
10歳だったビール(猫の名前)も、
今はおばあちゃん猫だ。
夫も私も猫にかまうほうではなく、
可愛がるというより、
同居という呼び名がしっくりくる
付き合い方だったように思う。

途中で少し変わったのは、
私が出産し、子どもたちが
しきりにビールと遊びたがったこと。
撫でたり抱っこしたり
振り回したり乗っけたり
猫のおもちゃで遊ぼうとしたり
折り紙で作った兜をかぶせたり。
ビールにしてみたら、
晩年になって急にかまわれたわけだが、
少し乱暴にされても
子どもたちにはされるがまま。
うるさいなあと思いながらも
まんざらでもない様子。
孫に遊ばれるおばあちゃんのようで
夫と私があっさりしてる分、
少し刺激があって
よかったのかなと思っている。

そしてまた最近、
ビールとの関わり方が変わってきた。
自分でグルーミングをしなく(できなく?)
なったので、
これまで以上にブラッシングをしたり、
体を拭いたりシャワーを浴びせるなど、
ビールと接することが増えた。

うちは階段の多い造りで、
ビールは弱った足で昇り降りをしている。
トイレとごはん、寝床を一か所に集めれば
なるべく足を使わずに過ごすことも
できるけれど、
スペースの問題や人間の都合で
歩いてもらっている。
それと、言い訳になるけれど、
「少し頑張る環境」のほうが
元気が続くのではとも思っている。

『年寄り扱いされると猫は嫌がります』
という記事を何かで読んでことがある。
それはそうだろう思う。
できていたことができない
イライラはあるだろうけれど、
まだ自分で動けるし、
できない前提で構われ過ぎるのは
猫も人間もイヤだろう。

動物病院では「通院や治療のほうが
しんどいこともありますから」と言われた。
体調の変化や気になることはあるけれど
もう25才。
年をとれば不調が出るのは当たり前。
食事と排便はできているし、
無理をさせて原因を突き止めて
治療するよりも、
今まで通り、毎日のんびり過ごすほうが
ビールにとっては心地よいでしょうと。

ということで、
眠っていることが多いし
不自由になっている部分もあるけれど、
自分でトイレに行き、ごはんを食べ、
相変わらず同居人っぽく暮らしている。

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2017.05.04

ゴールデンウィーク 

4月から環境が変わった人にとっては、カレンダー通りのお休みであれば、少しほっとするであろうゴールデンウィーク。

現在、小さな保育園の給食作りをお手伝いしているのだけれど、4月に新しく入った子どもたちはもちろん、前からいる子どもたちも、3月までとは違う環境やリズムにとまどいながらも、新しいメンバーと過ごす経験を重ねて頑張っている。
保育園に送り出す親御さんも、初めて長い時間子どもと離れることや、お子さんの成長を心配しながらも見守る、緊張した日々を過ごしているのだと思う。

7年前、うちの子どもたちが保育園に入園した年のゴールデンウィークは、初めての集団生活の洗礼を受けて、病気ラッシュの真っ最中だった。双子だからお互いに移し合うことも多く、小児科の先生に「最初の1年はほとんど保育園に行けないと思ってたほうがいいよ」と言われた通り、夏休み頃までは病気続き。
今日は保育園に行ける!という日も、登園時に母さんと離れたくないと大泣きされるので、気持ちも体力も揺さぶられることが多く、落ち着かない日々を過ごしていたように思う。

そんな息子たちも小学3年生。
この春は、学校の統合やクラス替えなどで友人関係や担任が変わり、楽しいこともあるけれど、まだ少し居心地の悪さも感じている様子。それもあってか二人はゴールデンウィークを心待ちにしていた。(一番は、ゲームがたくさんできることみたいだけど)。

ゴールデンウィーク明けは、大人だって「明日から仕事か~」と思うもの。
うちの子たちは、「学校に行きたくな~い」って言うかもしれない。保育園の子どもたちも、ゴールデンウィーク前より、ぐずったり不安定になるかもしれない。

でも、ゴールデンウィークの楽しい時間やゆったりした時間が、日常に戻る元気や安心感、新しい日常を作る勇気につながればと思う。行きつ戻りつしながら自分の場所を作っていけるように。

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2017.04.18

年を重ねて迷うこと

ほぼ毎日スニーカーにジーンズ姿だが、先日、桜が咲き始めのまだだ肌寒い頃、友人にお呼ばれして少しだけおしゃれをして出かけた。
こういう機会は多くはないので、鏡の前で手持ちの服をとっかえひっかえ。ウエストが留まらなくなっているスカートたちの存在に驚いたりしながら、ラフ過ぎずカジュアル過ぎず春っぽいけど寒くない装いをなんとか選んだ。

アクセサリーは、パールだと「学校行事の母」みたいな仰々しさが出てしまう気がして、母からもらった珊瑚のネックレスをつけた。アイボリーの玉の連なりに淡いピンクの玉が所々混じっている。お花見ディナー会だったので、桜のピンクとも合ってるしと、ひそかに思いながら。

テーブルでご一緒した方にそのネックレスや服装を褒めていただいた。とても嬉しかった。そして少しホッとした。

普段着もほとんど買わないのに、少ししゃれた洋服なんて理由がなければ買わない。
そう言えば先日友人が「息子の入学式があるから自分のスーツを買うんだ!」ってウキウキしていた。

年を重ねて顔も体型もかわり、ファッションへの興味も情報も圧倒的に減る中、若い頃のようにトライ&エラーを重ねることもできないので、今の自分にとって、心地よくて気持ちが上がって少しおしゃれな装いが分からない。
わわ、愚痴っぽくなってきてしまった。

子どもの頃、母がかしこまった服を着ると「あれ?いつもより老けて見えるような。いつももっと若々しいのに」と思っていたことを思い出す。今の私も、あの頃の母のような感じなのかもしれない。



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2017.02.22

「インフルエンザ」と「ありがとう」

夫→ミギ(双子弟)→ヒダリ(双子兄)の順に
インフルエンザ発症。

子どもと私は毎年ワクチンを打っているのに、
3年連続どちらかの子どもが感染している。
健康管理が悪いのかしらと少し情けなくなるが、
ワクチンのおかげで症状が軽いのでヨシとする。

軽いのはありがたいが、
元気なのに学校にも行けず
外出もできないので、
「かあさん 何すればいい~?」
「テレビ見てもいい?」
「お昼ごはん何~?」
「え〜、そのメニューはヤダ~」
と、いろいろウルサイ。

今回はミギとヒダリの発症期間が重なり、
4日間も二人一緒に学校を休んだため、
あまり暇を感をじずに過ごせてしまったが、
それでもエネルギーが有り余っていたのだろう。
最後の日は兄弟喧嘩ばかりしていたので、
私は早く学校に行ってくれ~と思っていた。

そんなんで、
子どもはウルサイし、
夫は病み上がりで戦力外だしで
私は少しイライラがたまっていた。

夜、私が夕飯後に洗い物をしていると、
「これどこに片付けたらいい?」と
ミギが食卓に残っていた粉チーズの容器を持ってきた。
普段は自分の食器しか下げないことが多いので
不穏な空気を察したのだろう。‬

‪「冷蔵庫の引き出しに入れといて」
と伝えると、
ミギは冷蔵庫を開けながら
「あ~あ~。ありがとうとか、
どうも〜、も言ってくれないのか〜」と言う。
私が内心少し慌てて、でも本心で、
「入れ終わったら言おうと思ってたんだよ。
ありがとう」と言うと、
「はーい」と応えて去っていった。

いいな〜。
素直にありがとうをリクエストできるの
いいな〜。
そしてリクエストしてくれて、ありがとう。

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